洋彫りについて

 フィレンツェで受け継がれてきた、手彫りの彫刻。

 一つ一つ彫り上げる、キラキラとした表情は高度な技術のいる職人芸。

 型を作って量産できない、手作りの証。

 私の教室では、まずチャッポラを作ることから始めます。一般的にBrinoと言いますが、私はフィレンツェの技術を習得したのでBrinoとは言わず、Firenzeの方言でBrino→Ciappola(チャッポラ)と言います。

 まず洋彫りの基本のCiappolaを手の大きさに合わせて削り、木の柄に打ち込みます。洋彫り職人によっていろいろな好みがありますが、私のところではBuccellatiで技術指導をしていたマエストロのやり方になります。

 そして、まずは直線を綺麗に切れるように→曲線を綺麗に切れるように。それからいくつかの図案を通してCiappolaとお友達になっていただきます。

ある程度の練習をこなして慣れてきたら、少しずつ高度な図案になります。

その後指輪やブローチ、ペンダントなどのジュエリーに彫りを入れることになります。

 まずは平面を習得して立体に彫刻。それから深彫りや浮き彫り・立体彫りへと順次進んでいきます。

 美しいフィレンツェの伝統技法を一緒に学びませんか?

Ciappola
これが手彫り彫刻用のCiappola(チャッポラ)です。
まずは植物の柄から彫り始めて、図案を正確に彫る練習です。これが一枚終わるとチャッポラと少しお友達になれます!
より難しい、、、曲線美を意識しながら陰影をしっかりと考えて彫り込みます。
教会の柱などに彫られているデザインを彫ります。動物などの生き物を彫るのは難しいです。
こういうのも彫りましょう。
ある程度いろいろ彫ったら、自分で銅板にデザインして彫りましょう。深彫りもしています。
これはフィレンツェ伝統の彫りになります。デザインは僕が描きました。平面なのに立体に見えます。なにが伝統なのかはこれをやる時にお伝えします。
もちろん文字彫りもします。アルファベットを一つずつ練習しましょう。
ペンダントに彫ったり。
K18のリングを作って彫ったり。
setatura(シルクライン)をいれたり、唐草を入れたり。
リングの側面に美しい伝統の柄を彫りましょう

イタリアへジュエリー留学されたい方は、フィレンツェのジュエリースクール “Metallo Nobile” への留学支援をしています。

当教室は Firenzeにある Metallo Nobile メタッロ・ノービレの提携校ですので、埼玉県朝霞市のアトリエにて、イタリア語で会話をしながら ”Metallo Nobile” と同じカリキュラムでの授業が可能です。

当教室で制作途中のジュエリーをフィレンツェに持っていき、マエストロと一緒に完成させることができます。

留学する前に一度 Metallo Nobile の授業を試したい方はお問い合わせください。